オススメのガイドブックが知りたい!
でもあまりに種類が豊富すぎて、一体どれを買ったらいいのか迷うことも。
今回はそんなお悩みを解決したいと思います。
ではいってみましょう
結論、おすすめ旅行ガイドブックはありません
いきなりこんなことを言ってしまいました。ただし、お伝えしたいのは、ガイドブックを否定するようなものではありません。
この記事ではその理由や、ガイドブックに代わる情報収集方法について解説していきます。
旅行ガイドブックのメリット
「おすすめのガイドブックは存在しない」なんて言いましたが、もちろんガイドブックには大きなメリットがあります。
旅行ガイドブックのメリット:その① 読み物として楽しい
旅行せずとも、ガイドブックを読んでいるだけで十分楽しいですよね。特に雑誌系だと写真はキレイですし、眺めているだけで大満足。
また、旅行ガイドブックの代名詞ともいえる「地球の歩き方」は、現地ライターや取材班による記事だけでなく、実際に現地を旅した人からの投稿も多いので、とても読み応えがあります。
そしてかなり細部までの情報が網羅されているので、読んだだけでもう旅行したと同然、と感じるほどのシリーズも出ています。
ちなみに時々、AmazonのKindle Unlimitedでは、「地球の歩き方」が読み放題になりますよ。
旅行ガイドブックのメリット:その② 紙媒体であれば、思い出に残る
ガイドブックを旅に持ち歩くと、途中で何か書き込んだり、時には雨が降ってきて濡れてしまったり、食べ物をこぼしてシミになってしまったり。
あとでそのガイドブックを読み返すと、当時の現地での思い出がよみがえります。
旅行ガイドブックのデメリット
その一方、おすすめしたいガイドブックが存在しない、という理由を見ていきましょう。
さまざまな国や都市をテーマに、あらゆるターゲットに向け、大中小かかわらず多くの出版社により制作されたガイドブックが、書店にならんでいます。
なぜだと思いますか。
旅行ガイドブックのデメリット:その① 情報が古い
ガイドブックの改訂は、人気があるシリーズでさえ多くて1年に1回程度なので、どうしても情報が古くなってしまいがち。
それに、取材や執筆は、ガイドブック発売日より何か月も前から手掛けていますよね。その間にもどんどん情報は更新されています。
特に新興国や発展途上国では、通貨の価値や紙幣の種類、交通状況などが大きく変わったりします。
「このタクシーに乗れば安全ですよ」という内容の記事にもかかわらず、同じタクシー会社だとしても、(新塗装の)実物と(旧塗装の)写真が異なれば、「本当にこれに乗って大丈夫?」と読者としては混乱してしまいます。
にもかかわらず、何年も昔の写真をいまだに使っているガイドブックが多くあるのが、個人的には理解できない現状です。
旅行ガイドブックのデメリット:その② 大人の事情が満載
ガイドブックには、必ずしも「オススメしたいホテルやレストラン」だけが掲載されているわけではありません。
全てとは言いませんが、ガイドブックに掲載されているレストランは、レストランから出版社へ謝礼金を渡したり、タイアップしたりなど、その結果として記事が生まれています。また、撮影を無料でさせてくれるからなど、制作費を抑えたいがため、お金絡みの基準で選定されていることがほとんど。
また、各出版社(=旅行会社)の思惑が多くふくまれているものもあります。
日本の大手旅行会社は、自社名を大きくは出さずとも、ガイドブックを出版しています。
その中に掲載されているレストランやホテル(いわゆる、サプライヤー)から掲載料を受け取っていたり、ホテル客室料金や食事代など、本業のための仕入れ値をディスカウントしてもらうために掲載を提案する、などいろんな事情があり、サプライヤーに「ガイドブックに載せてあげるよ」って、釣っていたりします。
ガイドブックの裏表紙にある、出版社名や取材協力会社名をみると、大人の事情がわかってくると思います。
ガイドブック=旅行会社、なのです。
一部のガイドブックシリーズではありますが、「ガイドブックを買う」ということは、旅行会社が発行している集客用のパンフレットにわざわざお金を払って買ってるようなもの、ですよね。
現地在住者の「生」で「新しい」情報を得よう
旅行のための情報収集には、新しくて正しいものを入手することが絶対条件。
そのためにかなり参考になるのは、現地在住者や旅行経験者のブログ。
ネット上に投稿しているので、発信者は常に新しい情報に上書きしてくれています。これを利用しない手はありません。
わたし自身も旅行する時には、現地に在住している方が発信しているブログでの情報を真っ先にピックアップしています。
「こんな情報を探すのは難しいだろうな・・・」って思うことまで記事にしてくれているブログもあったりして、本当にありがたいものです。
そしてそれらを旅行事前にピックアップし、Pocketアプリに入れておけば、旅行中でもオフラインでいつでも確認できます。
Read It Later, Inc無料posted withアプリーチ
地図も現地で手に入れたものを使おう
地図は旅行の必需品。
地図を入手するには、到着空港出口にある観光事務所や旅行代理店でもらいましょう。必ず地図は置いてあり、たいていの場合は無料ですので、それを活用しましょう。
ちなみに、ホテルでも無料地図をもらえるところは多いですが、ホテル周辺のみが掲載されているものがほとんど。
今はオフラインでも使える地図アプリがありますので、そちらも駆使するといいですね。
王道のGoogle Mapもいいですし、Maps Meという無料アプリがオススメです。
オフラインのマップ、GPS ナビゲーション:MAPS.ME
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百聞は一見に如かず
というわけで、
とお伝えすることなりましたが、「旅行中の参考資料」の観点からのアドバイスであり、ガイドブックを否定するものではありません。
わたし自身、ガイドブックの制作に携わってきましたし、旅行前に何度も買い続けてきました。好きな旅行雑誌もあります。
ではでは